2020年10月10日

大きく伸びるには、じっくり考える時期が必要。

今から40年位前の生徒の話なんですが、今でも生きている話ではないかと思いますので以下に書きます。
T君は小6になってから私の塾に入ってきました。そのころは、私も雇われ塾長でした。
 毎日3題算数の宿題を出していました。面談の時、お母さんにお聞きしたら、隣の部屋からお子さんの「分からないー。分からないー。」という声が聞こえてきたそうです。
 3題解くのに2,3時間かかっていたそうです。ところが3か月くらいすると、その声が全く聞こえてこなくなったそうです。もちろん問題が解けてきだしたわけです。つまり、解けない問題を「あーかもしれない。こーかもしれない。」と悩みながら考えていくうちに、頭が活性化してきたわけです。錬られてくるわけです。この時期の粘りがとても重要です。
 そして、11月12月になってくると灘中やラサールの問題がすらすら解けてきたのです。
彼の天性が開花してきたわけです。
 これには私も驚きました。
 そして、中学入試本番の時、テスト会場から出てきた彼は「算数は全部できている気がする。」というのです。後で確認すると本当に満点でした。
 彼はその後慶応大学に入ったそうです。大学入試の勉強に臨むにあたり、「小6の時の感覚を取り戻してきた。どんどん解けていく。」とお母さまから、小6の時にわたしに習った時のことを思い出したようだった、とお聞きしました。
 中学受験の弊害を取りざたされる時がありますが、一生懸命に取り組んでいく彼らを育ててよかったなと思っています。
 基本を身に着け、粘りの姿勢を養うこと。これが学習上で最も大事だと、私自身が強く認識しました。
posted by 塾王 at 00:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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