倍率の変化と今後の注意点
◎各地域の一番手校はさらに厳しい倍率に
日比谷 男子 3,05から 3,29に
女子 2,23から 2,46
国立 男子 1,85から 2,15
女子 1,68から 2,00
◎八王子地区の1番手は変動なし
八王子東 男子 1,47から 1,44
女子 1,46 から 1,48に
各地区の1番手、日比谷、国立、立川の男子は強気と強気の勝負になった。これは大学合格
実績が大きく影響していることは間違いない。
◎ 各地区の2番手校は減少傾向に
これは、昨年までは2番手校(この地域では南多摩が抜けた後の町田、日野台が
これにあたる)が従来の南多摩高校応募者と日野台の応募者層がかち合う形で
倍率を上げてきていたのではないかと思える。そのため、従来なら受かるはずの
受験者が大量に不合格になり、それを避けようと慎重になったのが今年この倍率になった理由
と思われる。このことは昨年の八王子東の女子の倍率の低下の理由にもなっているだろう。
町田 男子 1,84から1,49
女子 1,64から1,36
小金井北 男子 2,20から1,65
女子 2,27から1,47
◎ 今後の注意点 願書の差し替えは慎重に
今後、倍率は私立高校の合格発表がありさらに願書差し替えにより変化すると
予想される。
特に注意したいのは、安全を考慮してワンランク都立志望校を下げようとする時です。
皆がこの倍率を見ているわけですから、同じ高校に差し替えが集中することがあるわけです。
この地区では過去に翔陽高校で差し替え後に5割近くも増加したことがありました。お互いに首
を絞めあうことになったのです。
ですから安易に差し替えはせずに、自分の学力の伸びと調子の良し悪しを見極めて
慎重かつ大胆に志望校を決めていくのが良いと思われます。
ラベル:都立高校 入試 倍率
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