2015年02月09日

2015年 南多摩中入試問題分析

 今年、都立中として他校と初めて共同制作となった入試でした。 南多摩中の問題の特徴は
@ 問題量が他校と比較して少なめであること
A 理科の実験による結果からその原因との因果関係を問う問題が出る。
などであるが、今年はどうだったのでしょうか。
 適性検査U
 大問3つ小問9題。
 大問1 問(1)は「うるう年」を題材としていて、うるう年の意味を問題に書いてあるので、分かりやすかった。4の倍数のうち千の位と十の位、百の位と一の位が同じ4けたの数字を答えるもので、一つ一つか書き出してみればすぐにわかる。例えば1212が正解のうちの一つ。
この手の問題に慣れている人にとっては「ある数字の下2けたが4で割り切れれば、その数全体が割り切れる。」ことはよく知られているところ。なぜなら100は4で必ず割り切れるからです。こういう練習をしていれば簡単に解けたはずです。他にも1616とか3232、3636などたくさんあるうちの3つ答えればよいのです。

 問(2) 「1年が2015,4日だったらばうるう年をどう置くか」という問題。やはり問題が解き方を示唆してくれているので分かりやすい。余っている0,4日は1日分になるのには 1日÷0,4日=2,5年かかるのでこれを2倍したら整数になるから、「5年で2日取ればよい。」訳です。具体的には「次の5年のうち4年目と5年目に1日ずつ加えてうるう年にする」とか「5年目に2日加えてうるう年にする」とかが答えになるでしょう。

 問(3)は「火星の1日が地球の時間で24時間40分のとき、火星が太陽の周りを1周するのに地球の時間で687日かかるとすると、火星が太陽のまわりを1周するのに火星の1日で数えると何日になるか。」という問題。かなりの難問でしょう。私立中入試問題で鍛えてある生徒向きの問題といえます。地球の時間である687日を地球の時間になおし、それを火星の一日である24時間40分で割ればよいのです。
 式=687×24÷24時間40分=668,43---のとなり四捨五入して答え=668,4日 
このとき40分は3分の2時間に直して計算しなくてはならない。

大問2は日本の少子高齢化問題でわが塾でもグラフの読み取りを含め何回も練習したものでした。大きな数の割り算を間違えなければO.Kです。ただし問(3)はメルカトル図法の弱点については知識として知っている人と知らない人で大きな差が出たかもしれません。

大問3は南多摩中好みの問題といえる。実験結果の平均を出す問題で、8回の実験のうち失敗した2回目と7回目を取りのぞいて残りの6回の平均を出せばよいでしょう
 (2)は「水の中に様々な形の発砲スチロールをしずめ、離したらどれだけ空中に飛び上がるかを計測し、その距離の差が生まれる原因、理由を考えさせる問題。」でやや難問でした。表から水深10pから深くなると飛び上がる距離が減っていくことを考慮に入れることができるかどうかが分かれ目です。答え「深さ10pまでは深くすればするほど高く飛び出すがそれ以上深くすると逆に飛び出す高さは下がっていく。」
(3)はさらに2つの形状を組み合わせて(1)(2)からどの形が最も高く飛び上がるかを推測させる問題で、かなりの難問でしょう。水中20pから手を放し、0pまではカの球が大きく飛び出すが0pからはオの円錐形が飛びぬけて大きく飛び出すので単純にオとカを組み合わせたHが答えと思われる
posted by 塾王 at 00:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 入試問題分析 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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